解体工事
01解体工事とは?
解体工事とは、既存の建物を取り壊して撤去する工事を指します。「上物(うわもの)」と呼ばれる建物部分を解体するのはもちろん、廃材の処分や更地をきれいに整える「整地(せいち)」なども解体工事の大事な工程の1つです。
また、建設リサイクル法により、廃材の処分方法が厳しく規制されているため、構造や使われている建材に合わせて適切な施工が必要になります。
加えて、解体工事は騒音や振動を伴うため、着工前には必ず事前の挨拶周りや養生シートの設置といった近隣対策が欠かせません。
02丁寧な解体工事のポイント
建物の取り壊し工事では騒音が発生したり、ホコリが飛び散ったりして近隣に迷惑を掛けてしまいます。まずは「騒音」と「ホコリ」のふたつに関しては、最低限の注意を払ってくれる業者かどうかを見極めるのが大切です。
仮設養生と水撒き
解体工事で出る騒音やホコリを少しでも防ぐために欠かせないのが「仮設養生」です。
簡易的な「養生」とは異なり、頑丈な足場を組んで隙間なくシートを張るのがポイントです。解体業者によっては、同じ見た目でも防音性が高いシートを使っているところもあります。
さらに、建物を取り壊す際に出るホコリの飛散を抑えるには、ホースで散水をする「水撒き」が欠かせません。
しかし、水撒き自体は工事の進捗に影響がないので、「わざわざ1人分のコストを割くのが勿体ない」という理由で、水撒きを怠ってしまう業者がいます。
経験が豊富で近隣への配慮が大切なことを理解している解体業者であれば、水撒き作業においても漏れなく対応してもらえるはずです。
挨拶まわり
質の高い工事をする解体業者は必ず、着工前に工期や工事の案内に「ご迷惑をおかけします」というお詫びをそえて、ご近所に挨拶まわりをしてくれます。
また、責任を持って工事に取り組んでいる業者なら、業者名や工期、連絡先、工事を手掛けるのに必要な各種許認可の取得番号等を、見える所に掲げてから作業をしています。
工事中の掃除
建物を取り壊すと大量の廃材が出ます。また、廃材を運搬するトラックが何度も現場を出入りをするので、隣接する道路は汚れがちです。敷地の外に木屑や土、砂利、石、時には釘などが飛び出してしまう恐れもあります。 掃除を丁寧に行っている解体業者は、質の高い工事を手掛けていると言えるでしょう。
整地まで綺麗に仕上げる
建物を撤去した後に更地をキレイに慣らす工程を「整地」と言います。整地は、工事の最後に行うとても重要な作業です。
整地の仕上がりに自信がある解体業者は、工事の実績をホームページなどに掲載して誰でも閲覧できるようにしています。解体業者を見極める際は、整地の仕上がりなども確認しながら比較してみましょう。
進捗状況の報告
工事の進捗に問題が合った時に、必ず報告がもらえるのかどうかが非常に大切です。
丁寧な解体業者であれば、問題が生じた時点で現場の状況を写真におさめて直ちに報告してくれます。
一方、電話連絡だけで報告を済まそうとする解体業者には注意した方が良いかもしれません。
施工の流れ
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STEP1お問合せ平日はお仕事で忙しいという方のために、メールでのお問い合わせも24時間受け付けております。
現地調査やお見積りの前に簡易的なヒアリングを行います。STEP2現地調査お客さまのご都合に合わせて、実際に訪問いたしまして現場を調査いたします。
建物の構造や築年数、現状目視にて確認できる状態を調査し調査票を作成いたします。STEP3お見積り現地調査やヒアリングにて、現状をまとめた診断シートを作成いたします。STEP4契約書の締結・お打合せお客様のお申込み後、契約書を交わします。
並行して工程表をお持ちし、工期をお客様に確認して頂きます。STEP5工事いよいよ作業にはいります。
建物を取り壊すと大量の廃材が出ますので、掃除を丁寧に行います。
また細かいご要望などございましたら、担当の者にお申し付けください。STEP6社内検査、施主検査施工終了後、まず社内検査を実施します。是正が完了しましたところで、お客様と共に確認していきます。
気になるところがございましたら、お気になさらず何でもご指摘ください。STEP7請求書・保証書の提出後日、完了報告書・請求書・保証書をお持ちいたします。その後、お客様にご入金のお手続きをして頂きます。
施工が完了しても、定期点検にお伺い致しますので、お客様ご自身では確認することが難しい異変や、変化がしっかり発見できるので安心です。
また少しでも異変を感じた場合は、ご遠慮せず、ご連絡ください。